サーモンハンター完成!


ナイフ小僧の新作、6″サーモンハンター完成しました!

釣り竿をプレゼントしてくれたお客さんへのお返しということでナイフを1本プレゼントすることにしました。死ぬほど進捗が悪くて、かなり長い間お待たせしてしまったんですが、ようやく完成に至りました。

北海道で陸から鮭をとる釣りをやっている方で、そのために作ったナイフです。
お客さんのリクエストは出刃包丁っぽいナイフで、ホローグラインド、ミラー仕上げ。最終的なデザインは相談してきまりました。鋼材は錆に強いHMS-67。ハンドル材はブラック・ウッドです。

出刃包丁が元の形だけど、結構シャープなイメージに仕上がりました。
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面が広かったけど頑張って磨きました。

 
ハンドルは少し大きめなので、あまり極端な凹凸にせず、緩やかなカーブを意識しました。

シースは実用性を考えてカイデックスと思ったんですが、レザーシースがいいという要望だったのでラブレスポーチタイプのレザーシースにしました。

ユーザーの顔を思い浮かべて作る楽しさ

自分の作りたいデザインを思いっきり作るのも楽しいですが、特定の人のために作るナイフというのも楽しいです。
あの人は手が大きいからとか、磨き残しがあるけどあの人は気づくだろうかとか(←ダメな考えw)、いずれにしてもカスタムメイドの楽しさというのはこういうところにあるのかもしれません。
あなたも家族や友人、親しいお客さんなど、相手の顔を思い浮かべてナイフや包丁など作ってみてはいかがでしょうか。
 
 
 


さりげないセレーションエッジ


お客様が新たに作ったナイフを見せてもらいました。
スタッグが美しくかっこいい普通のハンティングナイフと思いきや・・・

 

ブレードを近くで見てみると、先端の方は普通のエッジですが、ストレート部分は細かいセレーションエッジになっています。ギザギザの刃はのこぎりのようになっていて繊維質のものなどを切るときに便利です。

このセレーションは一番ピッチの小さいチェッカリングヤスリを使って削り出したそう。

もちろん研ぎ減っていくうちにこのセレーションエッジはなくなっていってしまいますが、しばらくは活躍してくれそうです。実はこのセレーションエッジのアイデアは過去に相田義人も作ったことがあり、その時のナイフの切れ味は抜群だったそうです。

このナイフは、このブログによく登場する富岡さんというホビーナイフメーカー方の作品でした。
一見誰でも簡単にできそうですが、ブレードを薄く削りこんで小刃をできるだけ狭くしないとセレーションが目立ってしまいます。遠目で見るとセレーションがあることに気づかないように仕上げる技術はさすがベテラン。さりげない主張に魅力を感じるナイフでした。