分厚いもののカイデックスケースを作る方法


オーダーをいただいて登山用GPSのカイデックスシースを作った。カイデックスシースの場合、精密機器を扱うときにはどうしても温度が心配だったので、まずはモックを作ることにした。

素材はMDFボード。これを木工ボンドを使って重ね合わせてブロックを作り、ベルトサンダーで採寸したサイズに合わせて削った。

 

出来上がったモックがこれ。ボタンの凸部分は単純な形にして完全にカイデックスをかわせるようにする。このGPSは横が膨らんでいるラグビーボールのような形だったので、横幅が最大になっている部分でロックをできるようにする。

 

分厚いワークをきれいに押す方法

今回のGPSのように厚みのあるワークの場合、フォームプレッシャー(スポンジ)の圧力だけだと、図1のように、どうしてもカイデックスを押し切れずふんわりした仕上がりになって、結果としてケース自体が大きくなってしまう(図2)。

図1。フォームプレッシャーだけだと押し切れず。ワークの横に隙間ができる。横から見るとこんな感じ。

 

図2。完成するとこんなイメージ。ワークよりも大げさなシースになってしまう。

 

そこで、今回紹介するのは雌型を製作して押し切る方法。
図3のように、“|雌型|カイデックス|ワーク|”というように重ねて、それ全体をフォームプレッシャーと万力などで挟み込むのだ。こうすることで、上記のようなふんわりした型押しではなく、完全に切り立った崖のような形状に押し切ることができる(図4)。

 

図3。ワークよりも大きめに雌型(凹型)を作り、あたためてゆるゆるになったカイデックスを挟み込んで押し切る。

 

図4。こんな状態にして、フォームプレッシャーと板で挟み、万力(またはモールディングプレス)で圧力をかけて固める。

そうしてできたのが今回のGPSケース。きちんと押せているのでかなりコンパクトな形状にすることができた。

 

横から見ると切り立った崖のようになっている。

この雌型というか木枠を作るアイデアを応用すれば、モデルガンなどの厚いワークのケースやホルスターを綺麗に、そしてコンパクトに作れるようになるので、ぜひお試しあれ!

 

 

 


SAKURA BLADE SHOW 9th in 2019 AUTUMN in Tokyoは11月17日~18日開催です


毎年4月に開催されていたSAKURA BLADE SHOWが、今年から11月にも開催されることになりました。
会場はいつもと同じフォーラムミカサエコです。

主催のNEMOTO KNIVESさんを筆頭に、個性的なナイフメーカーが集まる2日間。
カスタムナイフを実際に手に取って、メーカー直接から話を聞けるまたとない機会です。ぜひご来場ください!

ちなみに、今年の春開催されたSAKURA BLADE SHOWには僕も行ってきました。
その様子はこちら→SAKURA BLADE SHOW 8th 2018 Spring in Tokyoに行ってきました! 。よかったらご覧ください。

以下、ナイフショーの概要です。

SAKURA BLADE SHOW 9th in 2019 AUTUMN in Tokyo

日時

2018年11月17日 13:00~18:00
18日 10:00~16:00

会場

東京都千代田区内神田1-18-12 内神田東誠ビル
フォーラムミカサ エコ 7Fホール

入場無料

出展者

二部幸夫、太田敦隆、鈴木光、大草敬介、二唐刃物鍛造所、HELL HOUND、ROCK EDGE WORKS武市広樹、伊藤亮、NIGHT HAWK EDGE、STD-WORKS and C-Tours、KNIFE MAID WORKS(提灯じゃっく)、NTシャープ・西村利夫、鉄の城・田辺利彦、クザン小田、NEMOTO KNIVES
http://nemotoknives.sakura.ne.jp/EXHIBITORLIST01.html

公式Webサイト

http://nemotoknives.sakura.ne.jp/SAKURA-BLADESHOW.html

ぜひご来場ください!