【knife-hack】刃物はプレゼントに向いているか?→向いてる
3月も終盤を迎え、いよいよ春がやってきますね。
4月は始まりの季節。これから種々のお祝い事も増えてくることだと思います。
このブログを読んでくれているのであれば、新たな旅立ちのお祝いとして、
自分の作ったナイフやお気に入りのナイフや包丁を仲間や家族にプレゼントしようなんて考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで気になるのは、『刃物は「切れもの」ということから「縁が切れる」を連想させて縁起が悪い』のではないかということ。お客様からも、そんな質問を受けることがあります。
刃物はプレゼントしてもいいのか?
同業者の方の製品のなかに、こんな一文がありました。
刃物は「切れるもの」というところから、縁が切れるに通ずるといって、昔から贈り物には向かないという人があります。
しかし、鋏は二つの刃が結ばれて一つの完全な道具となっており、しかもその二つの刃が一つの目的に向かって働かなければ役に立たないもの。これはそっくりそのまま新婚家庭に贈る餞の言葉となるではありませんか。
また昔からお料理の上手な奥様をもった旦那様は浮気をなさらないと、よくいわれます。そのお料理を活かすも殺すも、もとは一丁の包丁からとすれば包丁こそ家庭のシンボルと申し上げても云いすぎではありますまい。特に最近鋏・包丁セット等をご家庭の贈り物にすることが気の利いたプレゼントとして歓迎されております。
ビルや道路の竣工式にはテープをはさみで切り、船の進水式に小さなオノはつきもの。刃物こそ今やめでたい時に忘れられないものになっております。
ということで、
結論から言うと、刃物を贈り物にすることは縁起が悪いことではないようです。
むしろ、刃物は「運命や未来を切り開く」といった意味合いを持っているのです。
ですから、結婚式や就職祝い、その他もろもろの門出のお祝いには是非、あなたの魂を吹き込んだナイフや包丁などをプレゼントされてみてはいかがでしょうか。
永遠の友情 レディ・マネー
日本は言霊の国ですから、どうしても「縁が切れる」事を気にする方もいらっしゃいます。
そういう方は、刃物のお返しに五円玉をもらって下さい。
そうすることで、「ご縁が切れないように、ご縁(五円)を返す」といった意味があるそうです。
実は、これによく似た習慣が欧米にもあります。
ウェンガー社の製品にあった説明書によると、それを”レディ・マネー”と呼んでいるそうです。
「外国の方にナイフをプレゼントしたら、お金を渡されたのでびっくりした」という話を聞いたことはありませんか。実はこれは、欧米に古くから伝わる”レディ・マネー”という習慣です。
ナイフをプレゼントされた人が手持ちのコインをお返しすることにより、二人の間の友情が永遠に続くという言い伝えがあるからです。
ぜんぜん違う国で同じ様な習慣があるなんてなんだか不思議ですよね。
これからナイフを仲間や家族にプレゼントする人は、是非この習慣を踏襲してみてはいかがでしょうか。
きっと今度のプレゼントによって、更なる絆が深まるはずですよ。
2 thoughts on “【knife-hack】刃物はプレゼントに向いているか?→向いてる”
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初コメントです。
刃物を人に贈る私はビクトリノクスのキーホルダに取り付け可能なハサミ爪やスリ等付いたタイプのアレですが男女とわず昔からプレゼントしています。
いつも楽しく拝見しております!
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>Shadow Dancerさん
コメント有難うございます!
スイスアーミーナイフって女性でも結構喜ばれるんですよね。引き出しに入れとくと便利だし!
今後ともよろしくお願いします。