お客様が大作を作って名入れをしに来店してくれました。
この方は自転車で日本全国を走り回りつつ、山に入ってハードなキャンプや野宿をする方で、普段は仕事をしながらナイフを作り、連休がくれば自分で作ったナイフをたずさえてキャンプに行くという生活をしています。なんか超男らしくてかっこいいですよね。

これまで包丁などを含んだ様々な種類のナイフを作ってきましたが、今回はそれを使ってきた経験を踏まえて最も大きく、ハードに使う状況を想定して製作したとのこと。ブレードが7インチ程もあるククリ風の大型のナタです。これ一本で焚き火用の薪を割ったり、藪こぎすることを想定しています。実物はかなりの迫力です。

ハードに使うとは言ってもカスタムナイフということで、きれいにミラー仕上げにしてあるところに「せっかく作るなら良い物を作ろう」という作り手のこだわりを感じます。

オリジナルのマークは友人がデザインしてくれたという自転車に乗ったドラゴン。Enjoy your Journeyの文字通り、次の旅でこのナイフが大活躍してくれるといいですね。
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これほど大型のナイフになると、シースもかなり大きくならざるをえません。腰に下げるだけだとブラつきがあったりするとのことで、足にバンドを掛けられるようループを縫ってあります。ただ、腿にバンドを巻くと山登りの時にすぐ足がパンパンになってしまうとのことでシースの完成形はまだ模索中とのことでした。

ハンドルはリグナムバイタを使用していました。比重が高く堅牢な材なので採用したとのこと。

このナイフのデビュー戦は今度の9月の連休とのこと。
新たなる相棒との旅の成功をお祈りしています。

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