第36回JKGナイフショー レビュー2
第36回JKGナイフショー レビュー1の続きです。
藤田守さん
和の世界観を全面に押し出した藤田守さんのナイフは海外のコレクターやディーラーに人気があるそうで、作品の多くは海をわたっていってしまうのだとか。一期一会を信条に、同じ形のナイフは二度と作らないというその姿勢は、ナイフメーカーというよりもナイフアーティストといった方が似合っているかもしれません。ちなみに、藤田守さんは、2015年11月号のコンバットマガジン内のナイフマガジンで特集されています。



篠崎暁生さん
スカンジナビア風のナイフ。シープホーンとスタッグでスリーピースハンドルにしていました。
丸っこいのですが不思議と握りやすく、使いやすそうなデザインでした。

古藤好視さん
え!カスタムナイフがこの値段で!?といつも驚きの価格帯でナイフを販売している古藤さんのテーブル。
ついつい手にして買ってしまう価格設定が嬉しいですね。ハンドルの素材もコブの模様が様々なので自分の好みに合ったものを選べるのがいいですね。


浜田智成さん
もうね、驚くべき技術力です。しれっと凄いことをやってしまうのがこのレベルのナイフメーカーなんですよね。
装飾の宝石の取り付けも浜田さん自身が行っているそうです。失敗するとポーンと宝石がどっかに飛んでいってしまうんだとか…


松井透さん
美しい積層のブレードに、かなり勢い良く削りこんだ鹿角が印象的なナイフでした。

宮前敏行さん
いまや人気随一となった九州のナイフメーカー宮前敏行さん。
上品なラインと、ひと目でその人と分かるデザインが印象的です。すべて分解組み立て可能で、いざというときにはパーツ交換も可能という構造もお客さんにとっては嬉しいですね。



斉藤博さん
美しく染められたスタッグがとても印象的でした。奇をてらったところがない実直な作りのハンティングナイフですね。


鈴木伸明さん
浜松の雄、鈴木伸明さんが東京のナイフショーに帰ってきました。
かっこよさのなかにも柔らかさを感じるオリジナルデザインのナイフはそのセンスの高さを雄弁に物語っています。鈴木伸明さんは技術だけではなく、デザインでも魅せる稀有な存在のナイフメーカーです。


高本龍雄さん
全くスキのない仕上がりナイフの数々。
ラブレススタイルを高本流に昇華して作られるナイフは、みな清潔感があり、どれも使ってみたくなるデザインのものばかり。素材の使い方もさすがで、G-10などの人工素材からバイソンなど難しい材料も完璧に仕上げてあります。さすが。


もうちょっとつづきます。