前回の銀座ブレードショーで宮城県から来た方がうちのテーブルに寄ってくれました。

よくよく話を聞いてみるとショーに来たのはナイフを買うためではなく、ナイフ作りの相談が目的のようでした。曰く「作りかけのナイフが途中のままになっているので、なんとか仕上げたい」とのこと。
作りはじめたのはなんと1998年。作りはじめたのはいいけど、さまざまな環境の変化で途中で断念せざるを得なくなってしまったのだそうです。
 
 
決意新たにナイフを作り始めたいのだけど、ヒルトをなくしてしまって途方に暮れていたとのことだったので、その場でメモを片手にヒルトの再作成の方法や、今後の工程なども簡単に説明しました。
 
 
 
そのあと、電話でメーキングの相談を受けたりしつつ数ヶ月…
「1998年から作り始めて、2016年でやっとここまで……」というメッセージとともに写真が送られてきました。

完成した姿を見て感動しました。ショップとして、微力ながらこのナイフの完成にご協力出来たのがすごく嬉しかったです。

途中で投げ出さず、最後まで諦めなければ完成までたどり着くことができるんですね。
シースが完成すれば本当の完成。18年越しに完成したナイフはきっと最高の宝物になることでしょうね!
 

 

ショップ冥利につきる、本当に素晴らしい出来事でした。

 

 

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