常連のお客様からナイフのブランクを預かりました。過去に友人から譲り受けたもので、それを仕上げたいので手伝ってほしいというご依頼でした。

すでにブレード研削と熱処理は完了、ただしヒルト用の穴が開いておらず、ヒルトも紛失した状態でした。受け持つ作業はヒルトの作成、ハンドル取り付け、ブレード研磨、シース製作、刃付けです。

まずはヒルトの再製作からスタート。
最初に超硬ドリルを使ってヒルト用の穴をあけます。


今度はそれを頼りにヒルトを作ります。穴位置を基準にすれば後からでもヒルトを作ることができます。


ヒルトをあらかた削りだしてしまいます。ヒルトがつくと一気にナイフらしくなります。

ヒルトさえできてしまえば、あとは通常のナイフを作るのと同じ。
ブレードを磨き、ヒルトをカシめて、ハンドルを成型していきます。

お客様の希望でハンドル材はウッドマイカルタを使用しました。
すったもんだありつつ、なんとか完成。無事使える状態になりました。

レザーシースがご希望だったので、ラブレスポーチタイプのシースを作りました。

納品したところ、ご依頼主には大変喜んでいただきました。よかった!ハンターをしている方なので、次回のシーズンからぜひナイフがクタクタになるまで使いまくってもらいたいと思っています!

他人が作っていたナイフをバトンタッチで作り上げるのは、前工程が自分のやり方と違ったり、部品が足りなかったりと困惑することがあるのですが、何とか形にしていこうとすると新たな発見があったり、知恵が生まれたりしてとても刺激的な仕事です。

特に今回はハンドルの形状がシンプルだったため最終的にどんな形が理想なのか、作者の思い描いていた形状はどんな形なのか、そんなことを想像しながら削る作業がとても楽しく、そして難しかったです。またひとつ貴重な経験をさせていただきました。




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