ベンチメイド・アダマスのリグラインドと研磨
アダマスのブレードを自分で加工しようとしたけど難しいということで、リグラインドとブレード研磨のご依頼を頂きました。
お預かりするときはこんな感じ。
先端が厚く削り残されていたのを自分でなんとかしようとしてみたけどなかなか難しかったという感じでした。
これを直すには、ブレードのメインベベルを再度削り直して、新たに研磨するしかありません。
ということで、バーキングを使ってリグラインドしていきます。
フラットなので慎重に面を壊さぬように削っていきます。このとき、元々のブレードの面を生かしつつ理想的な面に削っていくのが楽しくもあり難しいところ。でもその作業って実はグラインド技術向上にかなり良い練習になるのではないかという気がしてます。言い換えるならば写経のような感覚。お手本を見ながら削っていく練習になるような気がします。
無事にベベルが削れたら、ひたすら磨いていきます。このCPM CRUWEARという鋼材がかなりの難研磨材で、磨くのが本当に地獄でした。
耐水ペーパーとダイヤモンドペーストの力を借りて、時間をかけて磨いていきます。細かい技術についてはマトリックスアイダまでお問い合わせください。何でもご相談いただければご回答いたします。そして磨くこと数日…無事にミラー仕上げになったブレードがこちら。
リグラインドとポリッシュ完了 pic.twitter.com/eGvglEG7pR
— Matrix-AIDA (@matrixaida) July 31, 2023
遊び心でCustamized by Matrix-AIDAのワンオフのロゴを入れさせてもらいました笑
既製品を自分の技術でカスタマイズするのも、立派なカスタムナイフのひとつだと思う訳です。
ゼロからのナイフ作りはハードルが高いと思っている人はカスタマイズからトライしてみてはいかがでしょうか?
もしご不明な点がございましたらいつでもどこでもマトリックス・アイダまでご相談ください!