ナイフ作りの最初のハードルは鋼材を型通りに切出すこと。 基本的には特殊なインク(ダイケム)を鋼材に塗り、ケガキ針で直接ケガくのが基本です。また下の写真のように図面のコピーを直接貼り付けたりするのもよくやる方法です。 ここまではまあ簡単なんで[…]

不運にもハンドルが割れてしまったナイフ。大事なものなので直して使いたいということで相談を受け、お預かりすることになりました。 相談を受けた時点で写真で確認していたのですが、以下のようにハンドルの片側がパッカリと外れ、ボルトも折れてしまってい[…]

ストライダーのパラコード・ハンドルの巻き直しをご依頼いただいて、色違いのパラコードを巻きました。お預かりしたのがこれ。 元に戻せるように、写真を撮りながら外していきます。 外側のコードを外して、内側の下地を出します。ストライダー巻きは2重構[…]

アダマスのブレードを自分で加工しようとしたけど難しいということで、リグラインドとブレード研磨のご依頼を頂きました。 お預かりするときはこんな感じ。 先端が厚く削り残されていたのを自分でなんとかしようとしてみたけどなかなか難しかったという感じ[…]

衝撃の事実を知って驚愕してしまいました。 基本的にダマスチールはステンレス同士のダマスカスなので耐食性が高いため、塩酸や硫酸でのエッチングを推奨しています。マトリックス・アイダでもそれに倣って塩酸でのエッチングをしています。実際、5〜10分[…]

お客様が描いた図面をお送りいただいて、それを具現化するお仕事をしました。 早速進めていきます。まずはいただいた図面をそのまま鋼材に貼り付け外径カット。人気のニムラバスをモデファイしたオリジナルデザインとのこと。 スウェッジ(上側の刃)の部分[…]

作業がブランクまで削ったところで止まっていて、とりあえずブレードを削りを手伝ってほしいというご依頼をいただいて、削ることになりました。 ブレード研削はナイフづくりで一番面白いのひとつなので、そこをやらせてもらっちゃってありがたいというか、ち[…]

前回の続き。 ヒルトを取り付けます。正式にカシメる前に、仮のピンを入れて完成の形状まで整えます。ハンドル全体の厚みがヒルトの厚みに依存するので大切な工程です。 ヒルトの形状がほぼ決まったので、ヒルト用接着剤を塗り、ヒルトと同素材のカシメピン[…]