シティナイフのキットが欲しいけど、ハンドルやらシースは不要。というご依頼を頂き、ハーフキットを製作することになりました。

とりあえずサクッと削って、ヒルトとブランクが完成。
熱処理前に、「こんな感じで行きます!」とお客様に伝えると…

翌日メールを送り、確認の電話をしてみると「フラットグラインドでピン4つ希望と伝えてあるんですが…」と言われて大慌て。上図のナイフ、思いっきりホローグラインドで削ってしまっていました。

本当に不注意が多くて自分が嫌になります。お客様にも多大なご迷惑をおかけして申し訳ない限り。

Take2

そして、削りなおしたのがこちら。
ブレードはフラットグラインドでブレードバックまで削り抜くスタイルに変更。そしてピン穴を4つに変更しました。ヒルトはSUS303です。

ここから熱処理をして、ヒルトをやりすぎないように気を付けつつ丸めて納品できる状態になりました。

一見同じに見えても、ホローグラインドとフラットグラインドでは大きな違い。
お客様からしてみたら、レストランでスパゲッティ頼んだのにハンバーグが来たようなもの。大変お怒りのことと思います。本当に申し訳なかった…


本件で「作業の前にきちんと仕様を確認してから作りはじめるべき」という教訓を得ました。
ナイフ作るとき、特にオーダーなどの人のために作るときは本当に気を付けて、同じ轍を踏まぬようにしていきます。

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